心境の変化に戸惑う自分について
長年、自分の完璧主義と自己嫌悪感や自信のなさから心をすり減らしてきました。
完璧でないと「だめだな」と言われるような育ち方をしました。
また、「お前はだめだ。そんなふうに一度でも迷惑をかけると、社会では二度と許されない」というようなこともたびたび言われてまいりました。
何か失言をしたのではないか?これで人から妬まれたり、さげすまれたり、拒絶されてしまうのではないか?
今日も怒鳴ってしまった。私のような人間に子どもを育てる資格があるのだろうか。家族から愛される資格があるのだろうか?
働いてもいない自分に(専業主婦です)、社会で生きる価値はあるのだろうか?
そのような思いをずっと感じてきました。
ですが、最近なぜか急に心境の変化がありました。
ずっと年下の人から悪口を言われていたようなのですが、腹が立たないどころか、そんなことで悪口を言ったつもりになっているのがむしろかわいらしく笑ってしまったのです。
そして、それは大人にもあてはめていいことなのではとふと思いました。
すると、今まで人生を高い山の頂にかかる平均台のように細いつり橋を渡ることのように感じていたのが、ただ近くの通りやすい道路を運転するように、状況に応じて右にも左にもぶれてもいいもののように感じ始めました。
好ましい人とは優しく付き合い、そうでない人とは縁遠い人かな?とあいさつ程度にお付き合いする選択肢もいいのかなと思うようになりました。
すると、だんだん肩の力が抜け、楽しみも増えてまいりました。
このような心境の変化を好ましく思う自分がいる一方で、私はどんどん自分勝手な人間になろうとしていると懸念している自分もおり、少し混乱しています。
お坊様は私のこのような心境の変化をどうお感じになるか、教えていただけると嬉しく思います。
ご多忙な中恐れ入りますが、よろしくお願いいたします
有り難し 22
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