2023/12/16祖母のこと
祖母が亡くなってはや20年が過ぎようとしています。
私が就職難の時代になかばニートになりかけていたあの孤独な日々に無償の愛、それもともすれば親子間の拗れた愛憎の日々において、全肯定の穏やかな笑顔にどれほど救われたか。
そんな祖母が時折、具合の悪い時も家のことで働かされ、実家にも帰らせてもらえなかったことを漏らすのを聞いていました。
祖母の娘である母から伝え聞いた話では、義両親と同じ墓に入れないで、と言ったとか。
そうは言っても祖母は舅姑と同じ墓に。
もやもやしつつも生の世界の道理がそのまま引き継がれるものかもわからないし、このことをどう捉えたらいいのかなと思います。
大好きな祖母が憎んだ舅姑も聞いている話が祖母や母からの一方からだけなので人となりの全てがわからないものの、悪き昔の家父長制の文化の中でそうなるのも仕方ないのかもしれませんが、私の頭の中では悪者として思い描かれてしまいます。
それでもいなかったならば私はこの世に生を受けなかったわけで祖先として感謝もし、供養もしないとなと思いつつ、心の中のわだかまりをどうか整理したいと思っています。
なにしろ私だって立場が変われば誰かの目の上のコブ、悪者にだってなっているかもしれませんから。

有り難し 20

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