2023/08/23どうすれば人は寿司を奢るようになりますか
世界的な食料危機が叫ばれる昨今にあって、幸いにも日本は食に恵まれた国だと言われます。そんな日本で半生を生きる中、「一番うまかった物はなにか?」と大勢に質問してきたのですが、最多回答が「他人の金で食う寿司(ないし焼肉)」でした。個人的に納得するものがあり、そう回答しなかった人にもこれを伝えると「確かにそれだ」と共感されることがほとんどです。
ということは、もしも二人の人間がおり、お互いが月に一度程度寿司を食べられる財産の余裕を持つ場合、この二人がよりうまい飯を食う方法は、毎月交互に寿司を奢り合うことになり、それは少なくとも、毎月自分で寿司を食べるよりも食事からの幸福度が高まることは数学的に間違いないはずです。他人に奢ってもらった寿司がうまいのはそうですが、他人に寿司を奢った時に相手が喜んで腹いっぱい食べる姿も幸福を誘発するため、これは誰もが気付いて当然のライフハックなはずです。事実、様々な仕事で成功するなどの優秀な成果を収めた人達は皆気付いており、進んで飯を奢る権利を奪いあうような関係にありました。
しかし、多くの人達はこの事実が理解できないようで、他人に飯を奢ったことなどないという人がほとんどでした。もちろん、金銭や心の余裕がなければ難しいのは事実ですが、余裕がない時でも少し無理をして他人に飯を奢ることが、最終的に大きなプラスに繋がってきたことを経験の中で実感しています。
この事実を伝え、広めることで、自分も、自分の周りも幸せになることは間違いないはずなのですが、帰来他人に飯を奢らない人にはこれがなかなか理解してもらえず、むしろ「奢ってくれという厚かましいやつだ」とネガティブな印象を受けることがほとんどでした。
世俗的な話でしたが、ある意味仏教の根本にも繋がるような気がする考え方であり、ここで回答してくださるお坊様方は、この話に深く共感してくださるのではないかと思います。また同時に、その教えが理解されない体験も多くなされているかもしれません。
そこで質問です。お坊様方は、この考えが理解できない人達に、どう教えを伝えてきましたか? もしくは、教えが理解されない相手に、どう接してきましたか? できれば、多くのお坊様方の回答を期待します。
有り難し 6
回答 1