和食の傲慢さに苛立っています。
私は黄帝内経(京都の仁和寺に写本所蔵、中医学の祖)にも記させている、陰陽五行説を大切にしています。
日本では科学の発達により味蕾に辛味が反応しないからと、味覚から辛味を排し、代わりにうま味を足した陰陽五行説を謳う栄養学者が後を絶ちません。
黄帝内経は心身一如や医食同源、陰陽五行の関係とバランス、季節等を大切にします。
日本は海に囲まれている為に、陸上のうま味より海産物のうま味(鹹味)に頼っています。
陰陽五行で謂うと鹹味は水や腎に分類し、水剋火で火に属する苦味や心を相剋(抑制)します。逆に、水生木で木に分類される酸味や肝を相生(生み出し)ます。
従って、鹹味のうま味に頼れば鹹味は比和(増幅され)、心は相剋されます。
その為に心を補うか、心の親である肝より相生する必要があります。
例えば、焼き魚やパエリア等に柑橘類を搾る等です。
陰陽五行説を活用すれば様々な組み合わせで、うま味は発生します。
しかし、外食や中食、家庭等の全てがうま味調味料〔味の素、調味料(アミノ酸等)〕に頼り切っています。
近年、精神疾患の増加、世知辛い社会を生んでいるのは上記より、うま味調味料に頼る事により、心を瀉し、相生させる為に肝を多忙にしているからだと考えています。つまり、和食にも要因がある。
元来、和食は大陸より教わったのが、南蛮貿易や文明開化により西洋と交わり発展しました。簡単に言うと、和食の産みの親は中国です。
なのに、陰陽五行を歪曲し、”唯我独尊”の間違った解釈である”自分だけがすぐれていると自負する事”である”自己中心”や”傍若無人”な態度に写ります。
また、『料理芝居(著:北大路魯山)』より、料理屋は下手でも風格がなといけないのはわかりますが、和食やラーメン等の職人の写真は、”実るほど頭を垂れる稲穂かな”と謂うのに、偉そうに腕を組んでいる人ばかりです。
心理学で謂うと、腕組みは不機嫌、守り、怯え等です。
その点で、料理の美味しさの3割は雰囲気と謂われ、雰囲気で美味しかった経験は誰しもあるはずです。
食への感謝は、作る側にもあると自負しています。
故に、傲慢な態度で雰囲気を大切にしないと、美味しいとは言えないのです。
以上より、家庭から和食が廃れ、世界遺産に登録してまで和食を守らないといけなくなったと考えます。
ご見解を、何卒宜しくお願い申し上げます。
有り難し 3
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