折り合いをつけるとは?経験者や年上を敬うとは?
ある問答で、「家族を大切にするとは」の問いに、「キレイな言葉だけが一人歩きして中身がない」という答えを拝読しました。
なるほどな、と思いました。
「今の若者は道徳心がない」と仰る方がいます。本当にそうだろうか?と思います。中学生と接していて説明させると、道理が通っています。全く、道徳心が備わっていないとは思いません。冷静な判断ができているとさえ思うときがあります。
もちろん、人生経験が中学生は浅いので、「いやいやそれはまずいよ」ってところは指導します。正すべきは大人の方だと思います。大人のストレスの刃が子どもに向いていると思うのです。
私も精神的に未熟なときは、謝ることができませんでした。今は、間違ったことをしたときは、子どもに対しても謝ります。むしろ、子どもに対する方が素直に謝れるかもしれません。事情が分かれば、大人よりも中学生の方が「それなら、仕方ないね」と許してくれます。
大人もストレスフルな世界に生きていて、余裕がないんだろうなと思いますが。大変な状況にあるのに、「なぜこんなに強いんだろう?」って思う子もいます。何かで精神を保っているのかもしれませんが。
上司だから、年長者だから、敬わないといけないというのは違うかなと思っています。間違ったことを指示されたらできませんという必要がありますし、中身がなければ学びようがありません。大事なものは、深いところを知ることだと思います。ペーパーテストで測ることができる表面的なことだけ知って、自慢したり讃えたりすることは残念だと思います。考えを述べ合うのではなく、誰かに責任を擦りつけたり、「yes or no」になったりしている状況は気になります。
ただ、今の社会や私を作り上げたのは人生の先輩方なので、そこは感謝しています。
「自分は自他を大切にできているのか?」、「それは本当なのか?」、常に謙虚に振り返り、学び続ける必要がありますね。
有り難し 14
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