無意識に異性のハートを盗んでしまう
大切な人に二度出逢いました。すべてから踏みにじられ、散々利用され、恨みの化身となっていた18歳の頃、私は敵意の固まりでした。世の中に復讐してやる、そのことで一杯でした。そんな時に巡り会った人でした。
私とは正反対の人気者で、人間として、憎いな、大嫌いだと思うのに、いつも頭から離れなくなっている事を、認められませんでした。やがて別れの時、別れを拒絶する心に気づき、自分の気持ちを否定する事ができなくなりました。
次本当に巡り会えるなら、今度は真正面から分かり合えるように、泣きながら祈っていました。
その後も寝ても覚めても涙が止まらない張り裂けそうな状態が長く続いていました。
…それが突然、ころっと世界が変わったのです。電撃にうたれました。好きな人ができたのです。ああ、でもやっと、あの人を忘れられるんだ…と安堵していました。
あの苦悩から解放されると思ったのもつかの間、夜眠れず、食事は喉を通らず、訳もわからず泣けてくる、胸が痛いほど苦しい…その人とも、情が通じ合う仲でしたが、関係には至らず、私の衷心からの想いは常に報われませんでした。
どうしてこんなに愛しい人に出逢ったのか分かりませんが…いつしか報われなかった愛情を、他人にばらまくようになっていました。どんな男にも優しく、まるで恋人予備軍のように、愛人のように愛情をふるまってしまう。
ノリが良いといえばそうですが、他の男性も女性も必ずしも面白くないでしょう。
この頃エスカレートして男性をその気にさせ、虜にし、無意識にハートを盗んでそのまんま、を繰り返す。その気もないのに、その気にさせている自分とは。男心を踏み台に、利用している。あまり良い事をしているとは思えませんが、どうなんでしょう?
一生、本気で愛した人への思いが成就する事がないと思うと、そのぶんの愛情に行き場がありません。ただ愛しい、個人への愛情だったものが、全てへと、誰彼構わず優しくしてしまう。本当に優しくしたかった人には、優しくできなかったから…当てつけ、寂しさ
悲しみが極まるとこうなってしまうんです。
愛しい男への愛情が、男性全体、広義の男性性そのものへの愛として消化されている?
本当は、ずっと想っているのは、あの人だけなのに。
一途にも多情にも浮気性にも悪女にもなりきれない、どうすれば良いのだ?
底抜けに寂しい女の性分を、どのように考えますか?
有り難し 13
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