中期中絶への迷い
待望の2人目を授かりましたが、妊婦健診で赤ちゃんの異常を指摘されました。
居ても立っても居られず、専門病院を受診したところ、ダウン症の確率が高く、状態から見てもほぼ確定でした。
確定診断の結果が近々出ます。出生前診断については私も迷いましたが、ハッキリとした心疾患があるため、医師に原因の特定のためにと勧められ、受けました。
しかし、結果として、やはり私にとって確定診断は「命の選別」になりました。結果によっては中期中絶を考えています。
悩みの原因は、まだ幼い娘が1人いることにあります。
もしも程度の重いダウン症の赤ちゃんが産まれたら、重い内臓疾患の赤ちゃんが産まれたら…娘はどうなるのか。娘が傷つき、苦しむのではないか。幼いうちはよくても、大きくなるにつれて、嫌な思いをすることも増えるのではないか。私たち親の死後はどうなるのか。全て娘に背負わせてしまうのではないか…。
また、私自身、娘の世話をしながらダウン症の子を育てられる自信がありません。
しかし授かった命。見殺しにして良いのか。生きているのに。今は元気に、たくさん動いているのに。
葛藤しています。赤ちゃんへの愛しさは募るばかりです。でも、将来のこと、娘のことを思えば「愛しい」という感情だけで決めることはできないと思い、毎日泣くことしかできません。
しかし、命の選別をしようとしている私に泣く権利はあるのか。お腹の子を愛しいと感じる権利はあるのか。
中期中絶を考え始めてから、お腹を撫でることも怖くなってしまいました。
勝手な都合で中期中絶された赤ちゃんは、どこへ行くのでしょうか。恨みや憎しみにとらわれることなく、温かくて優しいところへいけるために、私たち夫婦にできることはあるのでしょうか。
中期中絶を決断することになれば、どう償えばいいのでしょうか。どうすれば赤ちゃんに詫びることができるのでしょうか。
自分の親から命を奪われる赤ちゃんに、どう向き合えばいいのでしょうか。
有り難し 30
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