父親を殺してしまいたい時があります
ときどき、父親がひどく憎くなり、「いっそ父を殺して自分も死んでしまいたい」と思うことがあります。
これまで、両親の顔色を窺いながら生きてきました。
ささいなことで怒り出し、私や母を否定する言葉を吐き続ける父を見て、なるべく彼を怒らせないように、母が悲しまないように、自分なりに気を配ってきたつもりですがそれでも「殺してやりたい」とまで苦痛に思っていませんでした。
それが普通の家庭なのだと思っていました。
決してそうではないと気付いたのは最近になってからで、それを自覚すると同時に「苦しい」と感じ始めてしまったのです。
癇癪持ちのようによく分からない点で怒り出し、物に当たり怒鳴る父を見て「もう殺してしまいたい。それが出来ないのなら自分が死にたい。むしろ父に殺してほしい」と度々思います。
私と父は、よく似ていると思います。
こだわらなくてもいい細かいことにやたらとこだわり、自分に自信が持てないのにプライドが妙に高く、自己肯定が下手です。
父の怒鳴り声を聞くたびに、私の悲鳴を聞いているようで呼吸が苦しくなるのです。
父が嫌いなわけではありません。
両親に(つまるところ、私の祖父母に)あまり愛されずに物理的にも精神的にも暴力をふるわれていた父親が、不器用にも私たちを大事に思ってくれていることは知っています。
私にとっての祖母が父に、「お前なんて産まなければよかった」と言っていたことも知っています。
だからこそ「あなたの娘はあなたを殺したいと思っているんですよ」と思わざるを得ない今の状況が苦しいです。
いつか本当に父を殺してしまうのではないか、自分から死を選んでしまうのではないか。
私からの一方的な同属嫌悪の果てに、最悪な共倒れをしてしまうのではないかと不安です。
有り難し 35
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