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hasunoha 問答検索結果 : 「 お経 」
検索結果: 3053件

正しいことと間違っていることとは?

私の両親に、最近、「本を信用するなよ」と言われます。どういう考えでいっているのか分かりませんが、信用するしないではないと思います。ある状況では正解でも、ある状況では不正解になることがあります。 本との関わり方については、親には説明しました。 多くの人が、 本=教科書=知識を身に付ける というふうに考えているのかなと思います。 本はあくまでも、著者や組織の「考え」を述べたもの。何も考えず鵜呑みにすれば、それは怪しい新興宗教になってしまいます。軸をもって主体的に考えることが大切だと思います。 本を尊重し、主体的になって考えることが、自分の新たな人格を形成することになるのだと思います。そのためには、判断のセンサーとなる「感性」と生体が情報を受けとる「五感」を鍛えることが重要だと自分の経験から感じています。 日本人は、宗教というと否定的な考えが多いかなと感じます。「イスラム教は怖い」と言われていますが、「本当なのか?」と思って、大学の教養課程のとき、イスラム世界の講義を取りました。教え自体は、その地域で生きていく知恵だと思いました。宗教が悪いということではなく、間違った解釈のもと、間違った行動をすることが問題だと考えています。それは、どの宗教や国、会社、組織にもいることです。 「宗教」は、「大学の研究」と何も変わらないという考えに至りました。言葉を表面的にしか捉えていないことが原因かと思いました。立体的、空間的に捉えることが大切だと思いました。 自分で判断し、実行したことについては、自信を持てるようになりました。実は判断するって難しいことだなと思っています。だからといって、自分で判断することを逃げてはいけないなと思います。それでは、AIかそれ以下になってしまいます。相手(人や物など、世の中の全て)に対して尊重し、学びを見いだしていけたらなと思います。

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勝手に想像して苦しくなってしまう

こんにちは。よろしくお願いします。 私には悪癖があり、それは「他人の苦しみを勝手に想像して自分で苦しんでしまう」ということです。 感受性が強いと言えば聞こえはいいのですが、やっていることはほぼ自傷と変わらないと思います。SNSで流れてくる特定の人種への差別発言、過剰反応なデマを流す人間の言葉、セクシャルマイノリティ等への暴言など、そういったものに勝手に憤慨してしまうのです。 私が軽度の障がい者(目には見えないものです)なので尚更かもしれません。こういった考え方をやめられたらいいのですが、脳は勝手にその事を考えてしまい、なかなかやめることができません。あまりに疲れてしまい、死にたさでいっぱいになったこともあります。 そして先日、私の上司の差別発言を聞いてしまいました。その上司は私を気にかけ親切にしてくださり、とても尊敬していました。 その尊敬していた相手からごく自然に出た差別発言に私はショックを受けました。私が軽度の障がい者だと知っていて雇用してくださった方なのでなおさらです。 そのことが本当にショックで、つらい気持ちでいっぱいです。私もいつか差別されるのか、あるいはもう既に陰でされているのか、そういった事被害者意識のような事を考えてしまいます。 どうしたらこういった考えを抑えられるでしょうか。ご教授お願い致します。

有り難し有り難し 2
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2023/01/20

ペットロスについて

もうすぐ19歳になる愛犬を老衰で、亡くしました。年末年始の休みの最初の日で、単身赴任中の夫も一緒にみんなで抱きながら看取ることができました。 ですが、後悔ばかりで苦しいです。 あんなに溺愛していたのに、私に子どもが産まれてから子ども中心になり、あまり遊んであげなくなったと思います。 私がかなり神経質になってしまい、いろいろ上手く出来なくなりとてもイライラしていたと思います。 そんな中で、徐々に認知症の症状が出始め、夜泣きや無駄吠えが多くなり何回も叩いてしまいました。叩くと吠えるのをやめるからくせになってしまっていました。思い切りではないですが、なかなか吠えるのをやめない時は少し力をいれました。 トイレの失敗が増え、晩年はサークルに入れていることが多く、毎日出してましたが、庭か室内を歩かせるぐらいで、以前のようにあまり抱っこをしてあげなかったような気がしています。 散歩には行ってましたが、足腰が悪くなってきてからは毎日行かなくなりました。コロナ禍で夫が単身赴任になり、帰ってきても子ども優先で遊ぶようになり、犬は二の次になりました。 犬を出している間はずっと見とかないといけないので、時間が限られており、仕方ないとは思うのですが、犬は夫のことが大好きだったので、寂しい思いをさせてしまって申し訳ないという後悔で心がえぐられます。 亡くなる2ヶ月前くらいから、本当にいろいろ失敗が増え、トイレの片付けや汚れた体を洗って毎日頑張ったとおもいます。ですが、亡くなる一ヶ月前に歯槽膿漏になってしまい、そこから認知症のような症状が、悪化したような感じがして、なんでもっと早くに気がつかなかったと後悔だらけです。 文句いったり、ため息をついたり、何で笑顔で頑張れなかったのだと自分を責めてしまいます。 最後の10日くらいは犬が本当に悪くなってきたので優しく頑張れました。 涙がとまらないです。もっともっと寄り添って優しく抱っこしてあげながら介護してあげたかった。 いつも心に余裕がなく、これでもいっぱいいっぱいだったと思います。 ずっと蔑ろにしていたわけではなく、もちろん可愛がっていました。ですが、負の記憶ばかり蘇ってしまい苦しいです。楽しかったこともいっぱいあります。 本当に自分の性格が嫌いで、でもずっとそばにいてくれた愛犬に対して申し訳なさと後悔でいっぱいです。 早く会いに行って謝りたいです。

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ヌミノース体験について

私は、今スペインの大学院で、宗教学について学んでおります。 お恥ずかしい事に、日本に住んでいるときはあまり仏教について考えた事がなかったのですが、今自分が海外にいる事で、改めて日本が仏教国であり、数々の素晴らしい文化、そしてそれにともなう言語・思想等を生み出してきたという事に気付きました。 そこで、今仏教について、スペインで本格的に研究しているのですが、どうしてもスペインにある仏教に関する本ではわからない事がございまして、ぜひお坊さんたちに答えて頂きたい質問がございます。 ドイツの宗教学者であるルドルフ・オットーが、「ヌミノース」という言葉で表している、言葉では言い表す事のできない他者では経験不可能な不思議体験・神秘体験(?)が一体どのようなものであるのかを、教えて頂きたいのです。 恐らく日本語で表すと、『見性体験』というものだと思います。ルドルフ・オットーも「聖なるもの」という著書の中で、この経験の内容に関しては体験者の唇は固く閉ざされると言っておりますが、仏教を研究している以上、私はどうしてもこの体験がどのような物なのかが知りたいのです。 もし言葉で深く説明できないのであれば、本当にキーワードだけでも良いので、どのようなものなのかを教えて頂きたいです。 難しい質問かもしれませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

有り難し有り難し 60
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出自に対する絶望にどう構えるか

私は今、休職して5カ月目になります。 上司との折り合いの悪さが原因だったため、保健師の方からは配置転換を検討しようと提案いただいており、転換先を決める参考に「やりたいことを聞かせて欲しい」と言われています。 しかし、やりたいことがさっぱり出てこないのです。 果たしてどうしてだろうと思い、カウンセラーさんと二人三脚でひとつひとつ原因を辿っていくうちに、自分の中に根深い絶望感があることに気付きました。 私のルーツは韓国系で、日本系の血は入っておりません。しかし、両親ともに在日韓国人だったため、生まれも育ちも日本で、記憶にないころに家族全員帰化したと聞いています。ルーツを知ったのは中学の頃です。しかし、世間で言われる韓国の評判に辟易しており、自分の中でのコンプレックスとなっています。 また、発達障害を抱えており、これが原因で家庭崩壊を起こしています。私一人が原因ではないと頭では理解できていても、「私が生まれてこなければ平和な家庭があったかもしれない」という気持ちがどうしてもぬぐえずにいます。 この二つを抱えている以上、あたたかな家庭を望んだり、仕事を通じて自己実現を果たすというのは(可能性は0%ではないにしろ)限りなく難しいだろうと心のどこかでずっと思っているのです。ここで気持ちがくじけてしまっているから、「やりたいことがない」「やっても無駄だから」となってしまっていると気付きました。 問題はここからで、出自というのは努力ひとつで変えられるものではないため、この絶望感にどう向き合っていけばいいのかさっぱり分からないのです。 カウンセラーさんはあくまで気持ちの整頓のお手伝いをしていく方ですし、最後にどう乗り越えるか決めるのは私自身となります。それでも、さっぱり思いつかないのです。 「いつかこの苦しみが何かの役に立つ…」と考えてみても、実に薄っぺらく、まるで意欲がわいてこない始末です。 こういった、変えられない・けれど一生付き合っていかなくてはならない苦しみを越えて希望を持つには、どう知恵を凝らせばよいか、教えていただけるとありがたいです。

有り難し有り難し 11
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