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hasunoha 問答検索結果 : 「 死 」
検索結果: 6200件
2025/08/29

執行草舟氏について

 執行草舟という方をご存じでしょうか。  この方は「絶対負」という概念を提唱されて、思想家として活動しておられる方です。  また、武士道を中心として禅やキリスト教にも造詣が深く、3万冊もの本を読破された読書家でもあります。(YouTubeで動画を公開されています。)  この方は、現代の既成の宗教を批判されており、  「今の宗教は良いことしか言わない、死に体」  「本来、坐禅などの宗教的修行は『死ぬために』行っていたものなのに、今や『良くなるため』(成功するため、健康のため等)の修行になってしまった」  (江戸時代までは修行で死人が出るのは当たり前だったのに、今や千日回峰行でもドクターストップがかかる時代) と言っておられます。  また、ホモサピエンスの将来にも極めて悲観的であり、  「ホモサピエンスは滅びて、AIの家畜になる」  「我々は滅びるのは『きっとまだ大丈夫だ』、『未来はなんとかなる』という人々の『希望』によって滅びる」 (この『希望』は悪徳だけではなく、宗教家も『希望を失ってはならない』と言っている) 等とおっしゃっています。  私は、執行氏のこのような思想に非常に感銘を受けました。  以前、禅寺で修行をしていたのですが、堂頭さんや先輩の言われることは、どうも仏教の枠組みの中で閉塞しており、現代の時代状況から解離していて、救いにならないように私は感じていました。  その違和感が、執行氏のお話によって氷解いたしました。  そこで、お坊さま方にお伺いしたいのですが、 ①執行氏の既成宗教への批判について、どのようにお考えですか。 ②執行氏の批判が正しいとするならば、現代においてきれいごとではない本当の仏教を信仰することは可能でしょうか。  以上、二点をお伺いしたいと思います。  よろしくお願いします。

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主人が自殺しました

別居中の主人が自殺しました。 2年半前に、アルコール依存性として強制入院。その後半年自覚なく、飲み続けていました。 目が離せない状態が半年以上続き、3度目の救急車で、依存性であることを自覚し、毎日の飲酒を週一、二回にまで制御するようになりました。衰えていた身体の機能も随分回復し、一年ほど前から、バイトを開始できるほどに。 ただ人間関係やプライドなどか、数ヶ月もせず辞めてしまい、その事実も隠し、嘘に嘘を重ねる生活。 私自身も身体を壊し、騙し騙し続けていた仕事も昨年秋で退職。リハビリの生活の中、奮起してくれるかと思いきや、家でダラダラし、2人で顔を付け合わせるとイライラしている主人と離婚話も付いて回り、2ヶ月前についに追い出しました。 別居して1ヶ月、バイト始めたと話があり、改めて離婚は考え直して欲しいと話がありました。 今迄、許すとすぐ辞めてしまったこともあり、甘く出来ないと色良くない返事を。その後就職の相談もあり。 心の中で前を向いてくれたと喜び応援していました。 今年に入って、仕事帰りに痩せてしまった彼と数回食事をし、来週には友人の開店記念にお呼ばれし、2人で行く約束をしました。 そんな彼が、実家で夜お酒を飲み暴れ、明け方には首を吊って発見されました。 義母の話しでは、この2ヶ月朝まで飲んでいたことが数回。仕事の前の日は飲まないものの、それ以外の日は飲んでたよう。実家は皆お酒好きで、すぐに飲める状態でした。 暴れたのは、2回目でその日は2時に先に寝たそうです。 遺書はなく、明確な理由はわかりません。 収まったと思ったアルコール依存性が出た為か、様々なことを悲観したのか、発作的なものかわかりません。 ただ、身近にいれば、お酒は止められたし、そんなことをさせたりしなかったと後悔してやみません。 夫として頼りなかったにせよ、大切な人でした。 ミッションスクールで育った私は自殺がとても重い罪と聞かされ育ちました。 彼の家は仏教で、成仏できると信じたい。義母は世間体を考え、亡くなった理由を親戚にもお寺さんにも隠しています。お通夜も告別式もせず、会葬のみ行いその際にはお寺さんに来て頂きました。49日は近親者で行う予定です。49日までに次が決まるとか。私はどのように彼に償い、彼の魂が安らかななるように弔えばいいのでしょうか。どうか教えてください。よろしくお願いします。

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人の命の重さは平等なのですか?

現在看護師として透析患者さんを治療するスタッフとして働いています。 2年ほど前まで産婦人科で助産師として働いていました。 前の職場では産科で助産師としてお産に関わることもあれば婦人科で看護師として婦人科系のガン患者さんを看る日もありました。 新たにこの世に誕生する命を取り上げ感動する日や、この世に生まれてくることができなかった死産の子を取り上げる悲しい場面に直面する日もあれば、若くしてガンで亡くなられ、看取りをする日など人の生と死に身近で関わることができ命の尊さを学ぶ日々でした。 しかし、今の透析の施設では自身の不摂生が原因での糖尿病、きっと透析になるまで色んな人から生活を見直すよう助言をもらっていたにもかかわらず、透析まで辿り着き、『俺のやり方が正しい、お前らは口出しをするな』というような患者さんがたくさんいます。 看護師に暴言を吐く患者やクレーマーもいます。 生活保護の方も半数ほどいます。私たちが一生懸命働いて納めている税金が、働こうとする努力もせずパチンコやタバコ、ゲームに費やし、今受けている医療や薬をもらえることが当たり前だというような態度です。 もちろん、糖尿病以外で元々腎臓が悪く透析になられた方や、とても大変な透析をしながらも一生懸命働いていて、尊敬する患者さんもいらっしゃいます。 最近は、生活保護で恵まれていることが当たり前だと思っている患者、透析をしながらも頑張って働いて生きている患者、新たに産まれてくる命、若くしてこの世を去る命、これらの命の重さは平等なんかじゃ無いと思うようになりました。 正直税金で生きるのが当たり前、自分で身銭を切らないから欲しい薬や治療を受けてもらって当たり前、看護師や医者は自分の言うことを聞いて当たり前というような患者に『税金の無駄だ。はやく死ねばいいのに』と思ってしまう私がいます。その度にこんなこと思ったら医療従事者として失格だ、人としてダメだと思うのです。 まとまりのない長い文章になってしまって申し訳ありません。

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空についての理解

2回目のご質問になります。前回も真摯なご回答を ありがとうございました。 尚、今回のご質問も優先ではありませんので、深刻な ご相談を優先させて下さい。 仏教を学ぶ上で「空」の概念が定まりませんので、 ご教示頂ければ幸いです。 世俗諦としての表現でしか質問できませんので、 質問の意味も理解されるのか心配でもあります。 これまでの仏教の学習から、全ての物事は「現象」 であり、その瞬間の状態であり続ける「実体」は なく、全て川のように流れていくものだと理解し ました。=無常・無我 →この理解で正しいでしょうか? 物事が「ある」でもなければ「ない」でもない。=空? この意味が正直、理解に苦しんでいます。 「空」(から)という世俗諦としての言葉のイメージ だと、「からっぽ」のように感じます。 でも、何もないと定義すると六根センサが何も作動 しないと思います。 「見えた」「聞こえた」・・・は、実際にあります。 私の理解したことは、 全ての物は「地水火風」の構成のされ方で、現象 としての現れ方が異なる。 →物質、人、動物、植物・・等々 全ての物は、エネルギーと言えるのではと、感じました。 エネルギーという表現が適切かわかりませんが。 物質には、質量というエネルギーがある。 生命にも質量もありますが、心があり、生存欲求や色々 な欲求がある。これらをエネルギーと表現しました。 このエネルギーが他のエネルギーとぶつかりあって変化 を生み、因果法則によって、現象として常に変化し続ける。 物質も空気に触れ、物質と空気のエネルギーのぶつかり 合いで酸化し、そのもの自体も変化し続ける。 自分の心(本当は自分という実体はないのでしょうが)も 六境が六根センサにぶつかり、物事を認識し(エネルギー がぶつかる瞬間)、六識で心が何らかの反応をする。 ぶつかるという表現より影響し合う方が適切かも しれません。 ですから、「空」とは、ある/ない(虚無)ではなく、 あるエネルギーが他のエネルギーとぶつかり(影響)、 因果法則によって変化し続ける現象と理解するのは 誤りでしょうか? 空=無常=無我と感じられます。 以上、初歩的な質問で恐縮ですが、宜しくお願いします。

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2025/10/08

AI時代の生き方とは?

現在、ChatGPTなどのAIの発展には目覚ましいものがあります。 知識や論理的思考力では、既にAIが人間を上回っていると言っても過言ではありません。(実際、人に質問や相談するよりもChatGPTに質問・相談した方が的確な答えが返ってきます。) こうした現状の中、今後、人間の仕事はどんどんAIに置き換えられると予測されています。 それは、お坊さんにとっても例外ではなく、法話や読経などの業務はAIに置き換え可能なものだと思います。 また、芸術などの分野もAIの発展により、人間が作るよりもより美しい作品が誕生すると思われます。 ロボット工学との接続によって、身体性も持つと考えられます。 今後、AIがどのように発展するかは分かりませんが、もしAIが意識や身体性を持った場合、人間に残された分野とはどのようなものがあるでしょうか。 【意識とは何か】 なお、私にとって「AIが意識を持つ」ということの定義は「AIが私たちから見て意識があるように見える」ということです。 「意識と何か」という問いは、哲学や脳科学の分野などで長年論じられてきましたが、未だに答えは出ていません。 それは、客観的に観察可能なデータと、「クオリア」 のような主観的な感覚・経験が全く違う質を持ち、両者の間には架橋し難い断絶が存在するからです。 私の主観的な感覚や経験は、私だけが体験できるものでそれを他者が同じように体験することはできません。 あくまでも、言語を通して不完全な状態で確認、伝達することができるだけです。 ですから、私にとっては他者も「意識を持っているように見える」存在で、本当に私と同じような意識を持っているかどうかは決して分からない。 (そもそも、「私の意識とは何か」を理解していないのに、他者の意識の有無を判断できるわけがない) 同じように、AIについてもそれが「意識を持っているように見える」ならば、一般的な共通認識としては、それで「意識がある」と判断するのに十分だと考えます。 異論があれば、是非教えて下さい。 (なお、ここでは意識の私秘性と独在性の違いについては扱いません。)

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