2021/08/04亡くなった愛犬は、幸せだったのでしょうか
16歳1ヶ月の愛犬が亡くなりました。
出会いは中学3年生の時。家族で1番溺愛していました。
大学4年の頃、両親が離婚。母が愛犬を連れて家を出ました。愛犬は父が大好きだったので、精神的ショックを受けないよう、母と絶対愛犬を幸せにしようと誓い、愛情を注いできました。
愛犬が13歳の時、次々と病気が見つかりました。獣医と相談して、生活の質を落とさないようにやれることをやりました。去年の秋、15歳半ばで脳腫瘍が見つかりました。私は出産間近でした。
痙攣の頻度が増えました。大切な愛犬が、泡を吹いて痙攣している。受け入れ難い光景でした。何とかして助けたくて、痙攣を起こしたら座薬をさし、治らなければ病院へ行く、そんな毎日でした。
子どもが産まれてから、精神的にも不安定で、適応障害になりました。愛犬に会えなくなった間も、懸命に生きてくれました。
今年の6月から愛犬は一気に弱り、寝たきりに。毎日の痙攣と、痛みで何時間も悲鳴をあげました。私の体調も良くなり、毎日子どもを連れて介護に通いました。子どもが立ち歩きし始め危なっかしくて、愛犬に十分な介護をすることができませんでした。でも、精一杯向き合いました。
亡くなる1週間前から、愛犬を可愛がってくれた人が遊びにきてくれました。亡くなる前日は、抱っこしながらたくさん話しかけました。虹の橋のこと、私がどれだけ幸せだったか、感謝しているか。亡くなる数時間前、一切何も口にしなかった愛犬が水を飲みました。私と母は大喜び。意識もないはずなのに、愛犬はチラッと私の顔を見ました。信じられませんでした。
その日の夜、母が「1時間おきに起きるから、あなたは子どもと寝なさい。」と言ったので寝ました。愛犬は母の隣で、その近くで私と子どもは寝ました。夜中、息をしていない愛犬を母が見つけました。まだ柔らかく、あったかい体。とても穏やかな顔をしていました。苦しまずに逝ったのだと感じ取りました。
やり切ったつもりです。でも、子供の世話もあり介護に集中できなかった、最期の夜寝てしまったことが悔やまれます。壮絶な闘病生活を送った愛犬を看取りたかった。
後悔が次々に出てきます。もっとできたと自分を責めています。愛犬は幸せだったのか。一生分からないことなのは理解しています。でもどうか幸せであってほしい。この気持ちとどう向き合っていったらいいか分かりません。
有り難し 18
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