祖父を苦しめた伯父への憎しみ、感謝を言えなかった自分
年明けに白血病末期と診断された祖父を5月に亡くしました。祖父は祖母に頼りっきりの人生でしたが18年前に祖母を亡くしています。
祖父は伯父と2人暮らしです。伯父は偉そうで話が通じず、定職にもつかずギャンブル借金などで祖父母の財産を食い散らす生活でした。
祖母が亡くなってからしばらくして伯父が結婚しました。その女性も変わっていて全て任せていた祖父のお金も一年で3000万ほど使っていました。2人で祖父を犬以下と言うなど酷い夫婦でした。祖母の大切な食器なども全て捨てられました。祖父は畑といくつもの田んぼを一人で耕作し、食事も作ってもらえずおかゆを自分で作って付け合わせで食べるといった生活でした。伯父は無職にもかかわらず通院の多い祖父の送り迎えもせず、祖父は残った少しのお金でタクシー通院をしていました。
私も大学生の時にはよく家に行っていましたが、就職してからはほとんど行けず、祖父からの電話に出ないこともありました。会いに行くのも年に2、3回でした。
年明けに祖父は白血病末期と診断され、地元の病院では診れず離れた病院へ入院しました。そこからも私は仕事や友だちとの予定を言い訳に月に3回ほどしかお見舞いに行っていません。母と妹はよく行っていました。伯父は祖父の土地やものを全て売り払う手続きをしていました。洗濯物は母と伯母がしていました。面会が多いことを祖父は喜んでいました。
治療はしないことになり緩和病棟のある私の病院で最期を看取りたいといいましたが、伯父は聞き入れず古い藪医者に入院させました。がん末期患者は通常苦痛除去のため麻薬を使います。白血病のガイドラインでも第一選択ですが担当医に言うとそんなものはないと言われ祖父は苦しみ抜いて亡くなりました。私は祖父の好きなものを持って行ったり身体を拭いてあげたり笑わせたりして、祖父も喜んでくれていましたが、遂にありがとうと大好きが言えませんでした。手紙をかき棺桶に入れました。
田舎なので葬式にも仕来りがあります。伯父は全てを無視し来てくれた人にも失礼ばかりしていました。可哀想なお葬式でした。もちろん財産はすべて自分のもの、法事は一切しないそうです。家に来るなと言われ祖父の仏壇に手を合わせることもできなくなりました。
祖父を苦しめた伯父とその妻を怨み、生きている祖父に感謝と愛を伝えられなかった自分を悔いています。祖父に感謝を伝えたいです。
有り難し 20
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