越三摩耶戒罪(おつさんまやざい)が気になります
密教をご存知のお坊様に、質問をさせてください。
3つ質問があります。
「越三摩耶戒罪(おつさんまやざい)」が非常に気になっております。
密教には、在家の人間がやってはいけないことがあると聞きました。
在家の人間が、阿闍梨の許可なく、勝手に真言を唱えたり、伝授なしに梵字を書いたり手印を結んだりするのはいけないと聞きました。
これを破ると越三摩耶戒罪、越法罪という宗教上の罪になる。
何の功徳も、ご利益もなく、徒労に終わる。
「大叫喚地獄に落ちる」とか「無間地獄に堕ちて出ることができなくなる」という恐ろしげな記述もありました。
1つ目の質問です。
何人かの先輩の信徒(在家)から色々と聞いて、自分なりに考えをまとめました。
・真言なら唱えても良いし、功徳もご利益もある。
・手印を結んだり、梵字を書くのはやめたほうが良い。
・阿字観はお坊さんの指導のもとやること。独学は駄目。
・本格的な祈祷の真似事をやるのは絶対に駄目。
・「地獄に堕ちる」は、師僧の指導に従わない・修行のルールを守らない修行僧を戒める方便。でも原則として守らなければならない。
これでよろしいのでしょうか?
2つ目の質問なのですが。
私は信仰を持つ前から、仏教に強い興味がありました。
多くの本を集めて読んでいたのですが、愚かな素人の悲しさ、当時は越三摩耶戒罪のことは知らず、手印や梵字の書き方の本、さらに儀軌や口訣書を含めた専門書もかなりの数、蔵書として所有しております。
また密教美術にも惹かれ、曼荼羅の色紙も購入してしまいました。
しかし阿闍梨の許可なく、曼荼羅を建立したり、儀軌や口訣書などの専門書を読むのも越三摩耶罪に当たると聞きました。
・小さな仏壇の上に、両界曼荼羅の色紙を額に入れて飾っているのですが、これを気にするのはやはり神経質すぎるでしょうか?
・密教の専門書を読むことを気にするのも、神経質すぎるでしょうか?
3つ目の最後の質問なのですが、先輩の信徒(在家)から、
・「そもそも貴方は結縁灌頂を受けておらず、正式に三摩耶戒を授かっていないので、越三摩耶罪は成立しない。だから気にする必要はない。しかし灌頂を受けると越三摩耶罪が成立してしまうので、注意しなさい」と聞きました。
この解釈は正しいのでしょうか?
長文かつ生意気な質問で、申し訳ありませんが、ご意見を伺えましたら幸いです。
有り難し 34
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