2023/12/24支える幸せ、繋がる幸せ
いつもありがとうございます。
お世話になっている存在の人事異動が決まりました。ある晩呼び出され、後輩に締めの引き継ぎをする傍らで「お話、何でも聞きますから」とお互いに生い立ちや辛い過去、家族関係や家業を教えてくれ、私の過去についても話しました。
複雑な私の既往を「また新たに次の治療者へ繋ぐ」選択肢よりも「遠くても継続してお世話になる」ほうが良いと伝えました。
異動先は、私が今までかつてお世話になっていた「かかりつけ治療院の二駅先」です。彼は「遠くまで通うのは苦じゃありませんか」「むしろ電車に乗る間、家に帰らずに済み、好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、息抜きができる楽しみな時間です。人事や他の先生方には、反対されませんか」と伝えると「過去にも異動に伴う転院例はありますし、その点は大丈夫です。ただ、他にもいい先生はいますし、わざわざ来てもらうのは申し訳ない…」「どんなに良い評判の先生でも…むしろ婉曲に断っています?」「いえそんなことは」小一時間じっくりお話ししました。
環境変化に伴い彼自身も変わることがあるはず、今までのように毎日交流する頻度は減りますし、未知の院へは緊張します。いずれにしても、お互い信じ合いながら、これからも成長し続けることを祈っています。
ある日、彼の休日に私服姿で院にいるのを見かけたので私のお店に誘った所、夕方時間通りに後輩と二人で来てくれました。ご馳走すると言ったのに「申し訳ないから」と結局彼が全部出しました。閉店後、マスターは「いい男だ。モテるぞ」「そりゃそういう職業、人から好かれなきゃ…だもの」と翌日、お礼に私から副業先の手作りパンを差し入れたところ、その晩の治療で「美味しかった、あれは何て言うんですか」と喜んでくれました。パン屋は来年1月、有名百貨店の催事出店を控えており私も協力する予定で、彼は「〇〇ですか?それはすごい」と感嘆していました。
他の患者さんの前で彼の公私混同の心が漏れ出した場面では私がその場を離れて、後からフォローしすぐさま彼に「ごめんなさい」と深々謝られるなど、若さ故未熟ながらも、とても素直で従順なところと、私からの気づきをよく聞いてくれお互いに頼りになる存在です。
私は恋愛がしたいのではなく…願はくは真の友人、伴侶として。彼にも強い結婚願望と、子育てにも興味津々な様子。その相手が誰にせよ、私は彼の幸せを祈るばかりです。
有り難し 17
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