失くした物への後悔
22歳の大学生です。私にはひとつの大きな後悔があります。それは、小さいころに母が作って持たせてくれたポーチを捨ててしまったことです。とはいっても、新しいものを物珍しく買っては、母のポーチを仕舞っており、常用していたわけではありません。
4年ほど前の引っ越しの際、多かった荷物や小物類を断捨離し、久方ぶりにそのポーチを出してきたのですが、なんだか古ぼけて見えたのか、私はもう使わないだろうと処分してしまいました。
そのことが、今になって深い後悔となり思い返されます。
年を重ねても持てるような大人らしいデザインで、とても素敵でしたし、何より心苦しくさせるのは、それはもうどれだけお金を積んでも買えるものではないことです。どんなにおしゃれな店の物も、母のくれたものに勝るはずがないと気付くのが遅すぎました。
今では母にとって細かい針仕事は骨折りなようで、思えばもともと、それほどまめに手作りをするでもなかったので、それが唯一の品でした。
けれども、処分してしまったことを母に打ち明けることもできず、かつての幼く、物を大切に思えなかった心ない自分を責めるしかありません。
この後悔は、どう対処すればよいでしょうか。
有り難し 10
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