2021/09/01虚しい人の世で、どう生きるべきでしょうか
こんにちは。初めて質問させていただきます。
新型コロナが世の中を覆い、人の世に辟易とするようになりました。未知の感染症とはいうものの、その捉え方は人によってさまざまであり、進んで感染拡大に寄与するような行動を取る人もいます。政府や自治体の動きも鈍く、どこまで国民の命を守ろうとしているのか分かりません。
私は元々いろいろな人と会い、その中で仕事をしたり、趣味に興じることに生きがいを感じていました。同世代の友人は少ないものの、一人で喫茶店や芝居見物に行くなど、外に出る楽しみもいろいろと持っていたつもりです。しかし感染が拡大してからというもの、今は殆ど家の中で誰とも話さず過ごしています。仕事も、在宅勤務だけでは質が落ちてしまうと分かっていながら、公共交通機関を使うことが恐ろしいので、勤務先に在宅の継続を申し出ている状況です。
ところが、今周囲を見渡すと、一切外に出たくないという人は少数派で、マスクを着用することを除けば殆どコロナ前のような生活へ戻りつつあります。コロナに関して私は、自分が罹ることも他人に移すことも避けたいと思っています。自分自身の意識と世の中との間の溝が広がっていくように感じています。
コロナ禍でのもどかしさは、他の面でも感じています。離れて住む祖父母がいるのですが、コロナ禍で容易に会えなくなり、衰えが進んでいると聞いています。そのうち会っても誰か分かってもらえなくなるのではないかと心配です。
また、同好の集まりなどで親しくしていた方の訃報にも接するようになりました。時節柄、ご親族でお葬式をする場合が多く、最後のお別れができないことの無念さを感じます。
加えて先日、8年近く片思いをしていた女性の結婚と出産を知りました。住まいが離れているため、折からのコロナ禍で容易に会えなくなり、連絡手段も限られる中、唐突な形でその事実に接した格好です。私にはその女性の幸せを願うことしかできませんが、心に大きな穴が開いたような気がしています。
こうして見ていくと、私の悩みは人と関わるところから出ているように思います。日常生活や仕事、人間関係の全てが虚しいものに感じられ、無気力になっています。そうかと言って、死に急ぐことも人の道には適っていないような気もします。月並みな質問ですが、現実をどう受け入れて、生きていけばよいのかをお伺いしたいです。
有り難し 11
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