2022/09/25宗教と危険物は似ている。宗教よ、どこへ?
いつもお世話になっております。先日、こちらで、「お寺で、私に
だけあれこれ言ってくる怖い奥様」のご相談をしました。それの続きの
ようになるのですが、近頃、思った事があります。
「宗教と危険物は、似ている」
適切な管理と用法用量を守れば人の助けになるけれど、盲信…
つまり、管理方法や使い方を間違えれば、プシュー、ドカン。
その奥様は、博識で、元から教えたがりの性格のようです。
他の事を話すときは和やかに見えるのですが、仏事の事になると豹変、
「私の知っている事が正しい。私の知っている事を聞け」
といった感じの態度や表情になります。後からお坊様に尋ねると、
「ああいった作法やしきたりは、定めていないよ。そこまで、
こだわらなくてもいい」
と笑っています。もしかしたら、カルトなのかもしれませんが…
家に誘われたこともあるので。
宗教映画を手掛けた、カルト問題にも詳しいある映画監督さんが、
「宗教は、必要ではあるが、危険を伴う」
とおっしゃっていました。なるほどと思いました。
「いい」「悪い」の二極で言うと、宗教は、「いい」事を説いて
いるものでしょう。ですが、先述の奥様のように、「私たちが一番
正しい、一番いい」と盲信し、儀式行為等に執着する、つまり、
用法用量や管理方法を間違えると、宗教は、たちまち、「薬」から
「毒」…はたまた、「化学兵器」にもなりえると思います。
この奥様の延長線上が、新興宗教や、海外のテロ組織でしょう。
こちらの問答でも、しばしば、先生方が質問者様に、
「独学は危険なので、お寺のお坊さんに教わってください」
とご助言なさっているのをお見掛けします。
私は、独学の結果か、親鸞上人のお歌にあるような、誤った認識を
持っているご信徒様が多いように感じており、憂慮しております。
「かなしきかなや道俗の 良時吉日えらばしめ 天神地祇をあがめ
つつ 卜占祭祀つとめとす」
拝む事だけ熱心で、何かが起きれば、全部「霊」や「神様、仏様」
のせい。祈りというより、たたり信仰。拝んでさえすればいい…
「薬」だったはずの宗教が、「毒」や「化学兵器」になりかけて
しまっている印象です。
半分、私の愚痴でした。どうにかしたい、でも、できない。
先生方のご高見、賜りたく存じます。
有り難し 62
回答 4