ペットを捨てた
去年の秋頃、犬を拾いました。
夜道を車で走っている際、不自然な歩きかたをしている犬を発見。
体中の毛がボロボロで、また怪我をしているようだったので、動物病院にて処置してもらい、そのまま持ち帰りました。
家に持ち帰ると、母は困ったような反応をしていましたが、
結局、翌日には名前をつけて可愛がっていました。
私は仕事でほとんど家にいないので、世話は母が行ってくれていました。
初日から、犬は異様に私達に懐き、依存的と感じるほどの振る舞いをしていました。その様子から、きっと捨てられた飼い犬なのだろうと予想していました。
半年経ったくらいに、母が円形脱毛症になっていることを発見しました。
犬は年老いており、過去の手術かなにかで下顎を失くしているため口が開きっぱなしで、部屋に染み付くほどの異臭を口から放ちます。
母は異臭や世話疲れから十分な睡眠がとれず、ストレスが溜まっていたようでした。
仕事で忙しい私に気を使い、文句を一つ言わず世話を続け、
症状が体に出るほどストレスを溜め込んでいた母に申し訳なく思い、
犬を捨てることにしました。
動物愛護団体に持っていけば殺処分になってしまうため、
悩んだ末、林に捨てようと考えました。
犬の異常な懐きかたが、「もう誰も僕を捨てないで」と言っているように感じていた私たちにとって、その犬を捨てることはとても残酷でした。
また、年老いて下顎が無く、本来は人間のもとでしか生きていけないであろう犬を林へ放ることは、殺すことと同じだと思います。
捨てる日、母は「ごめんね」とずっと泣いていました。
犬は、林に着くまでの車内で、ずっと私の膝の上から私の顔を見上げていました。
犬を林に放つも、犬はしばらく私についてきていました。
「最後まで面倒見れなくてごめん。幸せに生きてね。」
泣きながらそう伝えると、犬は草むらのほうに入っていき、私についてこなくなりました。
自分が拾ってきて、自分は何もせず、
母と犬に迷惑やら悲しさだけを味あわせ、結局犬を捨てたこと。
悲しい、切ない、罪悪、苛立ちなど
色んな感情や想いがとっ散らかっています。
まとまらない文章でつらつらと長文に仕上げてしまい申し訳ありません。
この出来事を、どう捉え、何をすべきなんでしょうか。
お言葉をいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
有り難し 186
回答 3