2024/04/05昔の教え子と相撲をとり思わぬ結果に戸惑い
以前下記の質問をした者です。
https://hasunoha.jp/questions/66841
ご回答どおり教え子と相撲をとりました(スポーツ施設内の正規の土俵です)。
私は47歳、170cm、102kgの巨漢。彼は20歳、168cm、53kgの細身。
結果は10勝5敗で...彼の勝ち越しでした。
こんな結果になった原因ですが、私の体力が衰え過ぎでした。
日頃の運動不足に過度の喫煙が加わり、すぐに息切れしてしまいました。
そして脚の筋力はないのに体重だけはあるので自分の巨体を支えきれず、常に膝が伸びて棒立ちでした。
足腰が不安定な状態で彼に懐に潜り込まれ、私はまわしがとれないまま彼に双差しを許し、巨漢の私が細身の彼に真正面から寄り切られてしまう、という内容が大半でした。
最後の取組もこの負け方でしたが、土俵際に追い込まれた際あまりの苦しさに「まわしが、とれない」と声に出してしまう程でした。
私は、年齢差もあるので彼に負けるかもしれないとは思っていましたが、まさか幾度も真正面から寄り切られるとは予想していませんでした。
尤も、事前にまわしを締める際、私は羞恥心もあり下に短パンを履きましたが、彼は「男と男の勝負なので正々堂々と戦いたい」と、お尻を出してきました。この時点で、私は彼に気持ちの上で負けていたのかもしれません。
対決が終わった後、負けた私は寧ろ清々しい気持ちでした。
小学校時代は本当に華奢で身長も体重もクラスの男子で最低だった彼が、
私の巨体に物怖じせず相撲で真っ向勝負を挑んでくるほど強く育ってくれたこと、
女子にもよく泣かされる弱虫だった彼が、恥ずかしがらずにお尻を出してまわしを締めるほど精神的にもたくましくなってくれたことが、教師として嬉しくて仕方ありませんでした。
その反面、勝ったはずの彼の方が、どこか物悲しげで寂しそうな表情をしていました。
「勝てると思ってなかった」と幾度か言っていたので、私を本物の力士のように強いと思っていたのでしょう。
現実の私は、彼の思い描いていた姿ではありませんでした。10年の歳月はやはり残酷ですね。
彼に、電話か手紙で励ましの言葉を贈ろうと思います。敗者が勝者を励ますというのも変な話ですが、相撲の勝敗と勝負後の気持ちが逆だったので、私が励ます側だと思っています。何と言ってあげれば良いでしょうか。
有り難し 23
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