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hasunoha 問答検索結果 : 「自分 いない 耐えられない」
検索結果: 3426件

信仰ってなんだろう

私は、信仰するということの概念について悩んでいます。何故なら、私は、神様や仏様の存在を信じてはいるのですが、それは人間の心の内にある概念に過ぎず、形而下で捕捉できるものではないと思っており、この考え方が取っ払えない以上は心底から神仏を信仰することは叶わないのではという疑念を抱いているからです。 私がこのような考え方をもったきっかけは、遠藤周作さんによる著書「沈黙」を読んだことです。ご存知でない方に簡単にあらすじを説明しますと、キリスト教の弾圧があった江戸時代に、ある宣教師が拷問の末に棄教したという報を受けてその弟子が真相を求めて来日し、救いを求める弱い隠れキリシタンや彼らを拷問にかける大名と出会いながら、仏教との相違や絶対神の是非について考え、葛藤するというものです。 私がこの小説で衝撃を受けたのは、諸行無常の考えを礎とした仏教を信仰しているはずの大名が、キリシタンだというだけで農民の魔女狩りを行い、キリスト教の弾圧に執心していたことです。 宗教というのは、固まった思想を提示することで人々の心を安定させたり、民衆を統制させる側面があるとは思うのですが、劇中のように政の道具としての扱いにとどまったり、科学が普及した現在において金稼ぎのダシに成り下がってしまったりする宗教文化を多々見ると、もしかして心の底から神仏の存在を信仰することは最早なり得ないのではないか、という疑念を感じずにはいられません。 こうした疑念に輪をかけるのが、自然の脅威です。現在猛威を振るうコロナウイルスや、台風、地震などといった災害は、私たちにとっては害悪でしかなく、早期の収束や撲滅を願われるばかりですが、それらの現象は我々の嘆願とは関係なくただ事実として存在するのみであり、これらを既成の宗教概念によって説明するには限界が生じるのではないかと思います。それを考慮すると、我々に都合の良い神仏への疑念が益々助長されるばかりです。 私は、目的によっては多少の方便は許されても良いと思っていますが、神仏を本気で現実のものと信じている方々のことを考えるとどうしても後ろめたいものを感じます。こうしたことについて、僧侶の皆様はどう思われるのでしょうか。冒涜と思われるのでしょうか。それとも、これも信仰と思われるのでしょうか。 大変無礼な質問であると承知しておりますが、何卒宜しくお願いいたします。

有り難し有り難し 35
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恋愛に対する不安と因果応報について。

初めて、質問をさせて頂きます。空回り小僧と申します。 私は現在30歳で、遠距離恋愛をしております。相手は22歳の大学生。年は離れてはいますが、将来は結婚を約束しており(口約束ですが…)、半年の付き合いです。その彼女は非常に明るくて活発なタイプで、同性異性を問わず友人も多く、活動的な子です。私もそこに惹かれて、お付き合いをさせていただいております。 ところが最近、彼女の友人の一人「A君」と彼女の関係が不安になっています。A君と彼女は非常に仲が良く、いつも一緒に行動しており、二人だけで遊びに行く、旅行に行く、同じ布団に寝る、酔ったらキスをせがんでしまう…。など、「友達以上恋人未満」の関係の二人であることを知らされました。(←彼女自身がこう言いました。けれでも、今まで一度も肉体関係はないそうです。) 私は彼女には色んな経験をしてもらって、視野を広くもった人になって欲しいと思っているので、束縛はしたくありませんが、この関係は正直不安です。ただ、彼女の恋愛観は「彼氏よりもA君が大事」といっており、言えば私たちの関係は終わります。彼女に対して、「A君と付き合う選択肢は今まで無かったの?」と聞いてみたところ、「付き合うという気持ちはない。今の関係が一番良い」と言います。4月には二人が社会人になり環境も変われば、関係も変わるかと期待して、それまで辛抱して様子を見ることも考えています。それでも時々、彼女の倫理観や貞操観念を疑ってしまい、信じることが出来なくなりそうです。毎日がどうしようも無く不安だけれども、彼女にはこの思いをぶつけることは出来ない…。彼女は今まで出遇った女性の中で、初めて自分から結婚したいと思っているほど好きなのです。どんなことがあっても別れたくはありません。 私はどんな心持ちをすれば良いのでしょうか?どんな考えを持てばいいのでしょうか? また、彼女には私という彼氏がいることはA君も知っています。その私が、聞けば悲しむような行動を軽々しくするA君の考えが理解出来ません。 「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでしまえ」ではありませんが、彼の行動に対しての因果応報として、罰は下ることはあるのでしょうか?というか、罰を下して欲しいと願うのは間違っているのでしょうか? 仏教の教えは、一切皆苦。これをありのまま受け入れろとは、厳しすぎます…。

有り難し有り難し 141
回答数回答 5
2022/02/15

旦那の職が安定しないときの心構え

4年前にマンションを購入。と同時に旦那が仕事を止めました。 有給消化中に次の仕事を決めて働き始めましたが2年後に脳梗塞で倒れました。幸い麻痺が少なく3か月で復職したのですが、以前のようにはいかないもどかしさとストレスで旦那は鬱になりました。なのでまた転職し現在の会社で働いてます。 その間家計的にも赤字で苦しかったためわたしもフルタイムに戻し家事育児仕事とワンオペでこなしています。 ただ、また旦那のほうでストレスがたまってしまい(今回は上司が合わない人みたいで)長く続かなそうです。わたしもわたしで心に余裕がないので優しく話をきいてあげることもできず、旦那の負のオーラに逆に負けてしまいます。 こどもに対しても充分にかまってあげられないこともしばしば。ほんとはもっと笑顔で楽しく接してあげたいのですが…。 家計が苦しいのでマンションも売って郊外で暮らしてなるべく支出をおさえる暮らしをこれからするつもりですが、旦那にも仕事をしてもらわないことには生活ができません。でも頑張れとも言いたくない…。 わたしも余裕がなく正直苦しいです。どうやってお互いのバランスを保っていったらいいのかが分かりません…。

有り難し有り難し 29
回答数回答 2
2024/10/16

恐怖と戦う方法

私には、高齢の父親がおります。 お恥ずかしながら暴力暴言は当たり前な父で、現在私に対してひどい暴力をふるい私自身が怪我を負ったため、疎遠になるべく接触を避けている状態です。 その父が口癖のように私が幼い頃から言っていたことがあります。 「親を大事にしないと仏様から必ず罰がくだるぞ」 「この世に生まれさせたのは親なんだから仏様と同じなんだぞ」 「親を怒らせるお前が悪いから殴られるのは当たり前だ」 また、今後の暴力から逃れるため接触を絶つ際には 「親に失礼な態度を取るお前は必ず不幸になるぞ」 「お前の旦那の子供も必ず不幸になる」 「仏様は見ているんだからな」 「必ず仏様がバチを当てるだろう」 とも言っておりました。 仏様は随分、父にとって都合が良いなと割と幼い頃から思っていましたし、暴力を是とする仏様はいくらなんでもないだろうとは思うものの怖いのです。 父の言葉がまるで呪いのように纏わりついて精神的に参っています。繰り返し聞かされ続けた後遺症でもあるのだと思います。 恐怖と戦うのも試練と言われたらそうかも知れませんが、 何か、乗り越えるためのアドバイスを頂けるとありがたいです。

有り難し有り難し 21
回答数回答 3

お坊さんを蛸と掛け合わせて、笑いを取るような掛け軸について

どうしても意味・ユーモア感覚が分からないので、ここでお坊さんに直接質問をさせて頂きます。 いま私は、とある掛け軸について研究をしています。ですが、私は仏教の世界を深く知るようになったのは、つい最近になってからであり、そのせいで仏教世界のユーモアが分かりません。 研究している掛け軸には、掛け軸の下の方に、『十六羅漢のうち十人が水が足首らへんまでしか来ていない海(若しくは川)の浅瀬を渡って、上の方を見上げている』描写があり、左上の方に、『龍頭観音と思われる龍が一匹と、龍の口らへんに、モワモワした煙と共に、お花のような(?)ものを手に持っている着物を着た女性が一人立っている』描写があります。更に、この空の方へ登っている龍には、十六羅漢のうち六人が乗っており、そのうちの一人が釣り糸みたいなもので蛸を海から釣っています。 十六羅漢が川ではなく、海を渡っているのは、蛸が海にしか生息していないからという理由で、海だと推測しました。 この絵には漢詩が付いているのですが、以下のようなものです: 是秋釈子袿第響 無転十六蛸入道 為老先生博祭無事居楽 遊印には→星洲晩漁 と書いてあるはずなのですが(あまりきちんと読めませんでした)、漢詩の意味は全て分かりませんが、ここには蛸入道としっかり書いてあります。 以上のことから、私は、蛸とお坊さんの頭を掛け合わせて、笑いを取るような絵だと見受けました。 が、私の感性では、釈迦の弟子たちで笑いを取るという感覚が全く分からないのですが、ひと昔の日本では(明治・大正あたり)、このようなことはよく起こり得たのでしょうか?またこのような、ブラックユーモア的な掛け軸は、よくあったのですか? ちなみに、私の推測はあっていますでしょうか?(蛸とお坊さんの頭を掛け合わせることで、笑いをとるという感覚) 若しくは、他に何か意味があるのでしょうか? 漢詩の意味も分かりませんが、このセンスが本当に意味が分からなくて、大変困っております。どなたか詳しく説明して頂けますと幸いです。 掛け軸の絵を写真で添付できないので、絵そのもののイメージがし辛いと思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 ちなみに、この掛け軸は、近代に描かれました。

有り難し有り難し 38
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