ので、仏典に説かれていることをまず調べてみると良いと思います。
その中でも一番良いのは、各宗派に分かれて別々のことを言い始める前の、釈尊の教えそのままと言われているパーリ語の聖典(の和訳)で...
二つの問題が同時に質問されているように見えますので、私の独断で分けます。
一つは、同じ釈尊の教えから始まったのに、各宗派の開祖のバラバラな教えになってしまった問題。
もう一つは、天界...
隕石どころか、コロナウィルスでも病気でも交通事故でも事件でも、いつでも誰でも死ぬ可能性があります。
今ピンピンと生きている人でも、思い出しただけでも、あとちょっとで死んでいたかもという状況が...
不倫は愛欲だけの問題ではなく、それを隠す、騙す、ごまかすなどして相手からの信頼を自分で壊してしまい、人間関係をダメにしてしまうのが最大の問題です。夫婦だけでなく家庭が丸ごと壊れてしまいます。
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「中陰の間は魂は身近に留まり、満中陰で旅立つ」という謂われは、こういう事例から出てきたのでしょう。息子さんの言っていることは本当だと思います。
仏教的に厳密にいえば、これも幽霊(餓鬼)に転生...
相談ではないでしょう。
相談ならば、相談者と被相談者の境目はあります。
学校のカウンセラーや医師などと同じで、被相談者のスキルとか内容の秘密保持とかと別に、まず、相談場所は公明正大な場所...
布施には、その功徳の大きいものから小さいものまでいろいろあります。しかし、どんな布施でも、偽善でおこなっても、布施行為自体は間違いなく善行為です。自分の欲を捨てる喜捨の気持ちは必ず含まれていま...
学びの好みも推測できますので、私の出番かなあと思います。
先に日本の大学の学びの実情を申します。
仏教学を含めた文系は、たいてい、最初の二年間は教養科目(体育実技とか人文、社会、自然科学...
お釈迦様の妻は一人です、と、パーリ語の仏典には記されています。漢訳仏典もほとんどすべてそうだと思います。「妻が何人もいた」という情報は、たぶん間違いです。
古代インドの王様や日本など他の国で...
日本の各宗派の開祖は、漢籍の仏典(漢訳経典と中国語の論文。漢訳経典は大乗経典がほとんどです)を頼りに勉学と修行をしてきました。それが、本来の釈尊の教えと修行のままだったかどうかというと、今の上座...
日本で仏教を勉強しようとすると、ついつい、○○宗の教えとか△△宗の修行とか、13個くらいある宗派のどれにしようかなという感じでやりがちです。
もともとその宗派の修行や教えが気に入っているなら...
初期仏教の順番では、
まず、
私が幸せでありますように(自利)、と心を育てて、
次に、
私の親しい生命が幸せでありますように(自利利他)、と心を育てて、
最後に、
すべての生命が幸せ...
「ありのままに」は、仏教では、「ありのままに見る」ことです。
物事の変化生滅を悲しんだり執着したりせず、「あるがままに見る」。あるがままに見ることができたら、悟りに近づいています。落ち着いてい...
スマナサーラ長老の本を探して読んでみてください。
角川文庫から『死後はどうなるの?』が出ていて、六道輪廻と、輪廻を脱出して本当の諦め・悟りに至る方法が書いてあります。
どこかの出版社から...
世間では転生して○○になって活躍!なんてお話が、漫画やライトノベルにあふれています。
仏教では、もう簡単に、六道輪廻と言います。悟るまで輪廻が終わらないので、何度でも生まれ変わると言って...
多分、お子さんは、自分が死んでも何かに生まれ変わってまた自分として生き続けられると言ってほしいのかなあと思いました。
世間では転生して○○になって活躍!なんてお話が、漫画やライトノベルにあ...
「本来本法性 天然自性身」とは、当時の比叡山天台宗ではやっていて、今も日本仏教全体に人気の観念「天台本覚思想」です。道元と同じく比叡山を降りた親鸞は、「煩悩即菩提」などと言っています。この本覚...
ここまで絵に描いたような状況だと、前世で何かあったかも、と、坊主の私は思ってしまいます。
だいぶ苦しめられましたが、やっと、原因が分かったので、今後、不当に何か言われたら、先回りしてユーモ...
スマナサーラ長老の本を読みなはれ。
私も三十三歳までいろいろ仏教を勉強したのに、あなたと全く同じ思いしか持てませんでした。
スマナサーラ長老に出会って、悟りと悟りに至る道は、漢訳経典な...
一つの決まった答えはないと思います。
医師のキューブラー・ロスの『死ぬ瞬間』(和訳があります)で死に向かう五段階について説かれていたりして、医療者は、特にこの問題について考えることが多...
というスリランカのお坊様が東京におられます。在日四十年近く、日本語もペラペラです。宗派に分かれる前の、仏教を、平易な日本語で伝えています。
youtubeとか著作がいっぱいありますので、まず...
気持ちがこもっているかどうかが一番重要です。次に、意味を知っているかどうかが重要です。
お金・お布施については、よく、「お布施はお気持ちで」などと言いますが、「少なくていい」の意味ではな...
煩悩がなくなる=悟る、です。
悟ったらいきなり死ぬわけではありません。釈尊も、35歳で悟ってから80歳で涅槃に入る(死ぬ)まで、煩悩のない平安な生涯を過ごしました。
完全な悟りに至らな...
に書いてますので詳しくはそちらをご覧ください。
浄土経典では四生のうちの化生が想定されていたでしょう。天界や餓鬼、地獄に生まれる生まれ方です。つまり、極楽浄土に「輪廻転生」するのです。
...
本題と少しずれるかもしれませんが、一つ気になることがあります。
本人の貯えが少なく、子供や配偶者が本人の葬儀を持ち出しで行うことは、子供や配偶者として当たり前のことだと思います。自分の...
惜しいですね。
問い1,2は、悟りの性質上、答えにくいところです。
しかし3は、問いが間違っています。まず、あなたが「悟った人が出ていない」をどうにかして確定してからでないと、このよう...
自殺にせよ、他の死に方にせよ、死後はどうなるのかという問いが多いのですが、
仏教の答えは、「人によって違います」です。
地獄、畜生、餓鬼、(阿修羅、)人、天の五道(六道)のどれか、...
スマナサーラ長老が、釈尊のお経(パーリ語の初期仏教経典)の中の慈悲の言葉の部分を日本語にしています。お聞きになったことがあるでしょうか。
私は……
私の親しい生命が……
...
たいていは、こちらの気持ちからくる勘違いだろうと思うのですが、本物の元妹さんの可能性もないことではありません。
2600年前、それまでこの世とあの世くらいしか想像もできなかった宗教世界...
をご覧いただけると有難いです。アマゾンなどで出てきます。
「私が属する浄土真宗では、釈尊の教えと浄土真宗の教えをどう折り合いつけるとよいだろうか」という視点で書きました。他の宗派のお坊さんに...
漢訳されずにパーリ語で遺っているお経『吉祥経』には12個?10個?の吉祥なことを挙げていますが、その一つに「準備すること」があります。
過ぎ去った過去のことやまだ来てもいない未来のこと...
藤本晃『功徳はなぜ廻向できるの?』(国書刊行会)をお読みになると良いのではないかと思います。
広島大学に提出した博士論文の要点を分かりやすく紹介してあります。ご質問にちょうどぴったりの内容...
現代日本の各宗派ではいろいろな教えを説いているかもしれません。
そういうものは放っておいて、お釈迦様の最初期の仏教から見た事実を言います。
アラカンという、最高の悟りに悟った人...
死後の、次の生のための準備をしましょう。
体が元気なうちは、過去や今現在の縁ある人々・生命に対して感謝の気持ちを持てるように、それをなるべく口や行動で表せるように努力するのはどうでしょ...
まあ、もし全員生きていたら、の話ですからね。
仏教のこの言い方は、事実に基づいています。ただ、四代前の曽祖父母あたりから前の人々は、そのたびにとっくに亡くなってますので人口に数えられません...
現在では仏教学者でも非論理的にわけのわからない自論をばらまく人もいます。自分の考えを組み立てるときも、仏教書などに書いてあることを読む時も、どちらも論理的かどうかを一つの基準にしてください。そ...
スマナサーラ長老が、悟りについてもあちこちで書いておられます。
漢訳ではあまり明確ではありませんが、パーリ経典にははっきり説かれているものです。
私も、『悟りの四つのステージ』(サンガ...
(編集部より。利用規約により一部内容を修正しています。)
イスラム教国に行くと、その国の法律で女性からは離婚できなくなるかもしれません。比較的宗教に寛容な日本にいるうちに、ご主人のことを理解す...
仏教よりも各宗派を売りに出す日本仏教の特徴だと思います。
日本テーラワーダ仏教協会をはじめとする(上座)仏教なら、宗派と関係なく、宗派以前の、お釈迦様の教えが学べます。仏教の教義を学ぶこと...
拙著『功徳はなぜ廻向できるの?』(国書刊行会)に、『仏説盂蘭盆経』の源流となるお釈迦様のお話を載せています。
お盆も、中国から入った文化的要素もあるかもしれませんが、堂々たる仏事でしょう。...
歴史的なことは書物やインターネットで分かると思います。
問題は、「今や宗教は自由になったので本来の形に戻せばよいのにどうしてそうしないのか?」という、僧侶の態度とそれを許している日本の信者...
私は餓鬼への功徳回向について広島大学より文学博士号をいただいています。どうか「そんなバカな」などと思わず、とりあえずお読みください。
供養とは、相手に何かをあげたりしてお世話すること...
無常、苦、無我などの仏教の教えはどういうことか。
悟りとは何か、死後はどうなるのか。
などなど、仏教ではどう教えているのかなどということが知りたければ、「スマナサーラ長老」で検...
「仏教」と言えば、「さて、どの宗派にしようか?」と考えてしまうのは、じつは日本だけの現象です。
スリランカや東南アジアでは、宗派に分かれる前の釈尊の教えのままの仏教をおこなっていて、宗...
スリランカや東南アジアの上座仏教国では、自分がバイトでも就職でもしたら、最初の給料から少しでも親にプレゼントすると、その人は一生お金に困らない、と言われています。その後も、折に触れ、親に何かし...
仏教の場への質問ですので、仏教の視点から申します。
仏教では、生活のすべてにおいて、悪を離れ、善をおこなうことを良しとします。
善とは、厳しいもので、自分にとって良いことで、相...
夢ではなく本当に前世のお母さんと接触できたのだと仮定として、お話しします。
このような状況なら、人間界より少し低い、でも人間と連絡が取れる、餓鬼界の中では楽なほうの境遇におられるのかも...
世界や自分が消える(無常、無我)のではなく、世界と自分の「一体感」が出てきたのならば、悟りではなく禅定のほうではないでしょうか。
心を集中させて世界との一体感が生まれると、自他の区別がない...
先祖供養とは、葬儀でも法事でも、僧侶やお寺などにお布施などのお世話・供養をして、その功徳を故人に回向する(向ける)ことだと、以前に博士論文を書いて、その後、本にしました。
布施を受けて...
歴史的事実を記録し考察することは、仏教では推奨しています。「歴史がない」と言われるほど何も記録していないインド文化の中で、仏教だけが「事象とその背景」つまり歴史的事実を正確に記録していました。...
ああ、実にノーマルな考え方ですね。
しかし、別れるとかのマイナス思考は抑えて抑えて。
お二人とも、この一生涯の安楽とか快楽とかだけでものを見ているような気がします。
どうせ...
一つの方法として:
お母様のどれか一つの良い点を心にありありと思い出して、そこに集中して感謝の念をつくる。
自分の心で気持ちが定まったら、言葉や行為にもジワリと出るのでお母様にも伝わ...
仏さまの写真か絵か像を、ご先祖のお写真の中心に安置したらもっと引き締まると思います。
仏壇屋さんの定型のものでなくて構いません。ご自分のお気に入りの表情やお姿の仏様の、一般的に売られている...
歴史的には面白い事例があります。江戸時代よりちょっと前のキリシタンたちの報告です。
曹洞宗の人々は死後のことなんか考えずに今生きているうちに悟りを開いて輪廻から解脱するのだと頑張ってい...
先祖供養とは本来、先祖に功徳を廻向するために誰か立派な人をお布施などして供養することです。施主は誰でもいいので、実家がやってなさそうとか自分もやりたいときは、こちらで寺とか誰かに布施(供養)し...
「成仏」は悟りを開くことで、生きてる間に修行しないで死んだら「仏になる」ってのは無理です。世間で「成仏」というのは「良い生命に生まれ変わる」の意味だと思います。
死んでも心の流れは止まら...
仏教では輪廻を当然と見ていますので、
現在の自分に違和感があったり、自分とは違う世界に親近感があったりすると、「前世はそうだったかもね」と解釈して、気軽に受け流します。
何かの分野...
仏教では真理と文化を二段階に分けて、どちらも大切にしています。
真諦と世俗諦と言います。
真理は戒を守って修行して悟りを開くことで、ここには混じりっ気一つありません。求める人が真剣...
お釈迦さまは死ぬ時の心構えとして「すべてを捨てていかなければならないのだ」と覚悟を決めるようにとおっしゃっています。
死ぬときは財産・持ち物を全部捨てなければなりません。
大切な家族さ...
大法寺様と同じ意見です。
普通は、皆さん、宗派は家のものと思っていて、嫁や婿に入れば実家ではなく婚家の宗派に従います。宗派の教えや個人の信仰にあまりこだわりがないのです。
ご両親...
死後の行き先を決めるものは、生きているときの心です。
死に方は関係ありません。
全てを諦めて心穏やかに死ぬならば、心は悪くありませんので自殺でも問題ありません。
誰かを恨んだり憎んだり自分...
死ぬまでや死ぬ時の心の状態で死後の転生先が決まります。
欲が満たされない悔しさや怒りが強すぎると、死後は必ず餓鬼道に堕ちます。
餓鬼道やそれより下の世界で罪を償うことはできません。その...
業は複雑です。
まず、心が業を作り、心が業を感受するのだと理解しましょう。
体を通しても、心が体を使って業を作り、心が体から業を感受しているのです。
その心とは、一瞬ごとに変化生滅を繰り返...
質問:人の秘密を暴く職業の方は、どのような業をせおうのですか?
葬儀には、故人との関係だけでなく親族や近所との付き合いの面もあります。
そういう世間体でドライに考えてみてはいかがでしょうか。
世間一般の付き合いが葬儀にもあるということで考えると、
...